ワセダサロン5月例会(第595回)
薫風香る5月とは思えない暑さの2016年5月16日(土)にワセダサロンを武蔵小杉にて28名の出席で開催した。井上会長(1969法研)の乾杯と板橋幹事長(1977政経)の司会で始まり、会長は念願のHpの完成を喜ばしいことと思うが、常に更新し続ける努力をしてほしいと述べた。県下稲門会の出席報告、慶應三田キャンパス訪問予定、若手の会の開催予定等が報告された。相互交流により出席された横浜稲門会の仁井淳二副会長(1976法)が代表して挨拶された。
講演は、朝日透氏(1986理工、1991理研)による「早稲田大学におけるアントレプレナーシップ教育」である。氏は1992年に理学博士を取得され、2024年からは先進理工学部長・研究科長を務められている。氏いわく、3年生までは必要最小限の単位を取るために学校に行き、渋谷・六本木でよく遊んでいたそうである。しかし、4年からは研究室で寝泊まりするほど実験・研究に没頭し、修士・博士課程に進み、4年間で博士を取得された。その後材料工学、応用化学、生命科学などの学科に所属し、教鞭をとったが、白井元総長からの勧めもあり、2007年には経営学修士(MBA)も取得されている。今日はアントレプレナーシップ教育:「社会課題を自ら発見し、解決に向けて挑戦する知識・能力・態度を身につける教育」とは何か。現在この科目が全学共通の専攻科目にまでに至り、先行する大学に至ったことについて述べたいと講演を始めた。大学でイノベーションを起こせる人材の育成にはやはり資金が必要であり、民間企業からの支援や連携も生じて増加してきた。2017年からは文科省等官庁からも支援があり、採択は各大学からの応募で競わせる形となった。その結果5グループの大学が採択され、私学が幹事の早稲田大学グループが唯一選ばれた。今では学内に専門の組織ができ、後任の教授に業務を引継いでいる。未知の分野ということもあり資料も多く、熱気のこもった講演であった。感謝を込めて朝日先生へエールを送り、校歌斉唱で散会した。
(文責者:山田 隆)